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薬剤師の給料<CROの場合>

新薬の開発には大きく分けて、CRO(Contract Research Organization)とSMO(Site Management Organizations)の2つのカテゴリに分類されています。CROとは新薬の製造元である製薬メーカーをサポートする、受託臨床試験機関のことで現在日本国内には30数社あります。一方のSMOとは新薬の治験を行う医療機関をサポートする、試験実施機構管理機関のことで現在日本国内には40数社あります。

新薬を開発するために製薬メーカーはしのぎを削っていますが、さまざまな化合物や天然物を組織や疾患細胞に無差別に作用させことから始めます。そしてどの化合物や天然物が効果があるのか、ランダムスクリーニングを行っていきます。この第一次スクリーニングで効果のある物質を見つけたら、どのような病気にどう効果や効能があるのかその可能性を探ります。

そして第一次スクリーニングで見つけた物質を、第二次スクリーニングで行う動物実験で更に詳しく薬効や毒性などを調べていきます。もしこの第二次スクリーニングでよい結果がでれば、さらに人体を使った治験といわれる臨床試験を行います。これで新薬の薬効や安全性が確認されればはじめて新薬の申請を行い、厚生労働省の審査を受けて問題がなければ承認となります。

しかし第一次スクリーニングで可能性がある物質が見つかるのは、全体のわずか0.1%以下です。そのためもし使えそうもないと判断されれば、新薬の開発はすぐに中止になります。さらに第二次スクリーニングで、その物質が新薬として使える可能性は5%以下です。また第一次スクリーニングで見つけた可能性のある物質が、新薬として販売されるまでには最低でも200〜300億円以上の費用と10〜20年の時間が掛かると言われています。

製薬メーカーをサポートするCROはSMOの仕事が治験の期間だけに限られるのに対して、臨床開発全般にわたって多くの役割があります。例えばCRAと呼ばれる臨床開発モニターやDMと呼ばれるデータマネジメントに、QCと呼ばれる品質管理や安全性管理などの仕事です。そのためCROは治験の結果であるCRFの回収や、新薬の発売の後にも製薬メーカーをサポートします。

CROで働く薬剤師の給料ですが、約400〜800万円程度です。これはCROの場合は研究職の採用は極めて少なく、薬剤師でも成果主義による営業職がほとんどだからです。そのため薬剤師の資格を持っていない、4年制の薬学部を卒業した学生がCROで働いています。



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